臨床ニーズをオープンに①の投稿では、オープンにする事の目的を提示して、ニーズを2つ公開しました。今回は前置きは無しで公開します。この投稿に意味があるのか分からないですがとりあえず続けます。
転倒転落による頭部外傷を防ぐ
転倒転落による医療事故は後を絶ちません。一般社団法人日本医療安全調査機構の医療事故の再発防止に向けた提言の第9号は「入院中に発生した転倒・転落による頭部外傷に係る死亡事例の分析」でした。
この提言にも記載されていますが、センシングモニターによって転倒転落のリスクを予想し離床する前に離床意図を検知するセンサーが開発されています。2019年6月の時点で80%ぐらいの検出率と聞きました。
センサーも良いのですが物理的に衝撃から守れないものかと考えてしまいます。
この自転車用エアバックのように・・・
外れるとお知らせしてくれるミトン
人工呼吸器と患者を繋ぐ挿管チューブや薬剤を投与するための留置針が腕に固定されている患者が不穏等によりチューブを抜去してしまう医療事故が発生しています。この防止のために医療用保護手袋(ミトン)が使用されます。
しかし、ミトンを使用しているにも関わらず、ミトンが外れてしまい自己(事故)抜去が発生してしまいます。ミトンを強く着用するのは皮膚傷害の原因になります。それならミトンが外れた時点でアラームが鳴ればいいのでは??と思った次第です。
身体拘束の議論
今回の2つのニーズは身体拘束の議論にもなるテーマです。クローズアップ現代にも取り上げられています。闇雲に患者にセンサーを取り付けるべきではないと考えます。しかしながら身体拘束をすれば防げる医療事故があるのもまた事実です。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4327/index.html
https://www.nhk.or.jp/gendai/kiji/167/
おわりに
今回は転倒・転落、身体拘束をテーマとするニーズを掲載しました。ニーズの提案ってこんな感じでいいのだろうかと思いながら書いてます。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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