防火管理者になるため甲種防火管理新規講習を修了しました。
医療安全管理者や臨床工学技士としてでなく、マンションの理事の仕事ですが(笑)
防火管理者は、管理権限者(病院なら理事長や病院長)から選任さてた人が防火管理に関する知識や技能を持ち管理・監督をおこなう人です。大きい病院なら設備の方、クリニックですと病院長が担っていると思います。
役割を簡単に言うと
- 火事が起きないよう消防計画を作成し消防設備の管理
- 火事が起きた時に通報、初期消火や適切な避難できるように訓練・教育
今回はマンションの防火管理者でしたので住居者を対象にしますが、病院や施設でいうと防火担当責任者・火元責任者に指導・指示する立場にあります。
臨床工学技士として気になったのは電気関係火災です。
過去に医療機関で火災があり、犠牲になった方もおられます。
- 電源コードがショート(プラスとマイナスがつながる)し、火花がでて布に燃え移った
- ナースコールの隙間に安全ピンが挟まり、火花がでた
- ベッドに取付けているアームライトにタオルを掛けたことで白熱灯の熱によりタオルが燃えた
電気関係火災の原因は色々ですが、電源コードの差込が甘いとかタコ足配線でしょうか?
病院、福祉施設で考慮するべきこと
- 重症患者、高齢者、乳幼児など自力で避難することが困難な人が多い
- 自力避難が困難な患者はできるだけ低い階、ナースステーションの近くへ
- 人の出入り(介護者、見舞客、外出者を含む)を管理する
- 自力避難可能者、介添え等により避難可能な者、自力避難ができない者に区分
- 入院時に避難経路を説明
自戒をこめて・・・病院・施設の安全のために一度、見直してみてはいかがでしょうか?
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